自分がNBAに興味を持ったのはバルセロナオリンピックのドリームチームからだ。ただそのときはマイケル・ジョーダン個人というよりドリームチーム全体への興味だった。
それがジョーダン個人のファンになったのは、やはりNBAのブルズ戦を観てからだ。
そこからマイケル・ジョーダンについて調べたりしたが、当時はインターネットもそれほど発達していなくて、今のように気軽に動画を観られるような環境ではなかったので、NBAのハイライトビデオなどを買ったり、知り合いに録画を見せてもらったりしていた。
そうして調べれば調べるほど、観れば観るほどマイケル・ジョーダンという選手に魅了された。
当時はドリームチームの影響で世界中でNBA人気が爆発的にたかまっていたのと同時に、アメリカ国内ではジョーダンバッシングも酷くなっていた頃だったが、そうしたバッシングもジョーダンに対するねたみなんだろうなとあまり気にせず(日本ではそれほど情報が入ってこなかったのもある)、ひたすら熱中していたのを思い出す。
しかしNBAを観始めた最初のシーズンが終わった後、マイケル・ジョーダンは引退表明した。
引退の理由について、父親の殺害事件や、その後発表されたメジャーリーグへの挑戦など、いろいろな憶測があったが、当時はそれほど深く考えず、ただジョーダンがバスケットをする姿が観られなくなることが残念だった…