3連覇を目指すブルズはプレイオフ1回戦、2回戦をスイープであっさり勝利。イースタンカンファレンスファイナルの相手は、ニューヨーク・ニックス。
ニックスにはドリームチームにも参加していたセンターのパトリック・ユーイングがいる。
ちなみにジョーダンとユーイングは大学1年の時にNCAAトーナメントの決勝戦でも対戦しているんですよね…
レギュラーシーズンで勝率が上回っていたニックスの本拠地ニューヨークでのだ1戦、第2戦はジョン・スタークスのマイケル・ジョーダンへの好守備により、ニックスが連勝。
シカゴに舞台を移しての第3戦。相変わらずジョーダンは不調だったが、ピッペンがFG成功率80%以上で次々にシュートを決めて完勝。ブルズはジョーダンだけでは無いことを印象づけた。
そして続く第4戦。押さえ込まれていたジョーダンが爆発。この日はダンクとか派手なプレーはほとんどなかったけど、要所要所でジャンプショットが冴えてたイメージ。スタークスが決めるとすかさず3ポイントでやり返したり、相手ターンオーバーからも3ポイント決めたり。相手がやられたくないタイミングをよくわかってるw
結局ジョーダンは54得点。流石のプレーだった。
それにしてもブルズもニックスもディフェンスがいい。とても締まったいい試合だった。
次の第6戦でブルズが勝ってファイナル進出を決めたわけだが、ほとんど第6戦の記憶がない… 第5戦の印象が強すぎたのかなw
ブルズも好きだけど、このときのニックスもかなり好きなチームだった。ユーイングのインサイドの強さは当然として、外からのジャンプショットもうまく万能な名センターだった。スタークスはちょっと熱くなりすぎるところがあるけど、その熱さがあのプレーを引き出してるのだろうし。ちなみにブルズ戦ではないけどスタークスがレジー・ミラーに頭突きしたときの、ユーイングの説教の迫力が忘れられないw オークリー、スミス、メイスンが地味ながらもいいプレーしてたし。そしてダンディなパット・ライリーヘッドコーチ。ショータイムレイカーズとはまったく違うディフェンス主体のチームを作るあたり、本当に凄いコーチだと思う。本当にいいチームだった。